ごあいさつ
みなさん、こんにちは。河野 浩貴(こうの ひろき)です。
長らく病院で循環器疾患の専門診療に携わってきましたが、患者さんたちと接する中で”やっぱり頼りになるのは専門の先生だね”と言われることが少なからずありました。そう言った言葉をかけていただくことはとてもうれしかったのですが、その一方で、病気の状態は落ち着いているのだから、近くの先生に診ていただくことができればわざわざ自分た ちのところまで足を運んでいただかなくてもよいのに、と思うこともたびたびありました。
医学は日進月歩で専門分化が進んでいますが、最先端の医療が必要で あったり、専門医に診ていただく必要があったりする方ばかりではありません。
僕がかつて思っていたことは循環器疾患に限ったことではなく、他の 疾患であっても、病院とクリニックがうまく協力して役割分担をすることで、通院に伴う距離、時間、といった負担を減らすことができる患者さんも多いのではないか、そんなことも、僕がクリニックを開設するに至った理由の一つです。
専門診療を受けてきて一区切りついたところで、近くの先生に診てもらうようにしてはどうか、と言われた方。 気になる症状があるけれど、大きな病院にかかったほうがよいのか、そもそも心配しなければならないようなことなのか、と思っている方。 複数の病気を抱えていたり、健康のことでこまごまとした心配事を抱えているけれどどこに相談したものか、と悩んでいる方。 健診などで異常があるといわれたものの特に気になる症状はない、とはいっても言われたことが気になっている、という方。
専門性は活しつつそれにはこだわらず、幅広く患者さんの健康問題に対応する、というのがクリニックのコンセプトです。皆さんがお困りの健康問題について専門医としての経験、技量を活かすことははもちろんのこと、専門外のことであっても勉強しながら一緒に解決していきたいと考えています。
どうぞお気軽にご相談ください。
診療をする上で心がけていること
患者さんからの相談には幅広く応じたい、と考えていますので、希望があれば専門外のことであっても診させていただいています。診させていただくことは僕にとっては勉強になることですし、クリニックにとっては”守備範囲”が拡がることになるわけですから。ただ、こうのハートクリニックで診させていただくことがこの方のためになっているのか、ということはいつも考えるようにしています。深追いや無理はしないようにしています。他の先生に診ていただいたほうがよい、と考えた場合は責任を持ってしかるべき医療機関を紹介させていただいています。
患者さんからお話を伺う中で、この方が来院された本当の理由はなんだろう、ということはいつも考えるようにしています。例えば、胸がどきどきする、といった症状で来院された方の場合、胸がどきどきする、ということそのこと自体が気になるというより、そのためにどうにかなってしまうのではないか、極端な話、死んでしまうのではないか、ということを心配して来院された、といったこともあるわけです。ですからこういった相談には、まずそれほど心配する必要はない、ということをお話し、その上で原因をみつけるための検査をお勧めする、といったようにしています。
こんなクリニックでありたいと考えています
来るものは拒まないが、安請け合いもしない。深追いはしないが、丸投げもしない。
来院される方たちは、何かしらこうしてほしい、という想いを持たれていらっしゃるかと思います。数ある医療機関の中からこうのハートクリニックを選んでいただいたわけですから、来院していただいた皆様の想いにこたえるクリニックでありたいと考えています。 とはいってもひとりひとりの想いは様々でしょうし、医学の進歩に伴いクリニックに求められることは広がる一方です。 いらっしゃった方たちを抱え込むことはしないで手に余ることは他の医療機関にお願いする。とはいっても、問題を丸投げするようなことはせず、自分たちで対応できるところまでは責任をもって対応する、そして連携先からは、”こうのハートクリニックからの紹介ならば”、と言っていただける、そんなクリニックでありたいと考えています。
院長プロフィール
院長 河野 浩貴【略歴】
- 1988年 秋田大学医学部卒業
- 同年 王子生協病院初期研修医
- 1990年信州大学医学部第三内科入局
- 以後関連病院に勤務
- 1998年 福山循環器病院 内科部長
- 2006年 諏訪赤十字病院 循環器科 部長
- 2015年 諏訪市中洲でこうのハートクリニック開業
【資格】
- 日本内科学会 総合内科専門医
- 日本循環器学会 循環器専門医